【2026最新】業界別・分野別のAI活用事例12選をご紹介|導入ポイントや費用相場も解説
AIは、問い合わせ対応の自動化、需要予測、社内文書検索、音声の文字起こし、設計知識の継承など、すでにさまざまな現場で使われています。
とくに最近は、生成AIや検索連携型の仕組みを組み合わせることで、これまで人手に頼っていた業務を見直す動きが広がっています。
AIを導入すると、単純な効率化だけでなく、判断支援や提案品質の向上、新しいサービス提供につながることもあります。
一方で、どの業務に使うか、どこまで自動化するかによって、必要な技術も導入体制も大きく変わります。
実際に導入を検討する際は、AIそのものの性能だけでなく、対象業務との適合性、PoCの進め方、既存システムとの連携、運用定着まで見据えた支援体制を確認する必要があります。
自社と近い課題を持つ企業が、どのように活用しているかを把握しておくと、導入イメージも描きやすくなるでしょう。
そこで、こちらの記事では、AIの具体的な活用事例を業界別・分野別に紹介しながら、AI活用支援を依頼できる会社10社も比較していきます。
あわせて、AIとは何か、AIでできること、導入のメリット・デメリット、PoCを含む進め方、費用相場、成功させるための注意点まで整理します。
エラビサキでは、各社の公式サイト・サービスページ・導入事例・プレスリリースなどの公開情報を確認し、記事ごとに設定した比較項目から各社を評価しています。
- ◎:専用サービスや明確な対応実績などを公式情報で確認
- ○:対応していることを公式情報で確認
- 要確認:公開情報だけでは対応状況を判断できない
「要確認」は非対応を意味するものではありません。料金・実績・対応技術など、公式情報で確認できない内容は推測せず、確認できた情報のみを掲載しています。
AI活用事例とは
AI活用事例とは、企業や官公庁などの組織が、実際の業務課題に対してAIを導入し、どのように使っているかを示す具体例のことです。
単に「AIを導入した」という話ではなく、どの業務に、どの技術を、どのような目的で適用し、どんな成果や変化があったかまで確認できる事例が、導入検討では参考になります。
たとえば、生成AIを使った文書作成支援、需要予測AIによる生産計画の最適化、画像生成AIによる提案業務の高度化、障害復旧支援AIによる判断スピード向上など、活用の形は業界ごとに異なります。
そのため、自社の検討材料として事例を見るときは、業界名だけでなく、対象業務や課題の近さまで見ておきたいところです。
AIでできること

AIでできることは幅広いですが、企業活用ではいくつかの代表的な機能に整理できます。
ここでは、後半で紹介する具体事例につながる主要な領域を確認しておきましょう。
- 自然言語処理:文章の要約、分類、検索、チャット応答、文書作成支援など
- 音声認識:会議や取材音声の文字起こし、要約、チャプター生成など
- 画像認識・画像生成:外観検査、画像分類、デザイン案の生成など
- 予測分析:需要予測、在庫最適化、異常検知、離反予測など
- 検索・RAG:社内文書やナレッジを横断検索し、質問に応じて回答する仕組み
- 最適化・判断支援:復旧判断、計画立案、選定業務の効率化など
とくに生成AIの普及によって、文章生成だけでなく、既存データベースや社内文書と組み合わせた業務支援が進みやすくなっています。
AIは単独で魔法のように機能するわけではなく、対象業務、データ、運用ルールと組み合わせてはじめて成果が出やすくなります。
業界別・分野別のAI活用事例
ここからは、公式情報で確認できた実在企業・組織のAI活用事例を紹介します。
検索意図の中心は具体例の把握にあるため、一般論ではなく、企業名・対象業務・導入技術・活用方法・成果が確認できるものを中心に整理します。
1. 株式会社日経リサーチ|調査業務のAIワークフロー化
株式会社日経リサーチは、調査業務の効率向上と付加価値創出を目的に、AIワークフローを構築しています。
公式導入事例では、Amazon Bedrock、AIワークフロー構築ツール、AIエージェントを活用し、調査票生成、企業情報調査、セキュリティチェック、社内マニュアル対応チャットボットなど複数の業務をAI化したことが確認できます。
成果として、特定業務で最大50分の1の効率化を達成したと公表されています。
2. オイシックス・ラ・大地株式会社|メルマガ作成と校正の自動化
オイシックス・ラ・大地株式会社は、販促業務の工数削減と成果向上を目的に、生成AIをマーケティング業務へ導入しています。
公式事例では、Amazon BedrockとGenUを使い、メルマガ作成・校正ツールを開発し、実業務に投入したことが示されています。
公開情報では、メルマガ作成で月133時間削減、校正で月200時間削減、CVRは人力対応比2倍という成果が確認できます。
3. GreenSnap株式会社|画像生成AIで外構・植栽提案を支援
GreenSnap株式会社は、顧客向け提案時のイメージ不足による満足度低下や機会損失の防止を狙い、画像生成AIサービス「gardenAI」を開発しました。
公式導入事例によると、Amazon Bedrockを活用し、顧客がアップロードした現地写真をもとに、庭やアプローチの植栽イメージを生成する仕組みを提供しています。
定量成果は公開されていませんが、顧客満足の低下や機会損失を防ぐ効果があったとされています。
4. ヤンマーホールディングス株式会社|社内ナレッジ検索基盤の構築
ヤンマーホールディングス株式会社は、ベテランの知見継承や採用難への対応を背景に、社内ナレッジ検索基盤を整備しました。
公式事例では、Amazon BedrockとAmazon Kendraを採用し、社内文書を横断検索できる基盤を構築し、生成AI機能と検索機能を組み合わせた活用を進めています。
定量成果は公表されていませんが、知識へのアクセス基盤を整備し、知見継承の課題解決を推進していることが確認できます。
5. 株式会社朝日新聞社|記者向け音声文字起こし・要約支援
株式会社朝日新聞社は、長時間音声データの処理負荷軽減を目的に、記者向け支援機能を内製開発しました。
公式導入事例では、Amazon Bedrockを用い、最大10時間分の音声データに対して、文字起こし、要約、チャプター生成を行う仕組みを構築したことが示されています。
最大10時間分の音声データを処理できる点が公開されており、報道業務の支援に活用されていることが確認できます。
6. 東日本旅客鉄道株式会社|信号設備障害時のAI復旧支援
東日本旅客鉄道株式会社は、障害時の原因特定や復旧判断が技術者のノウハウに依存していた課題に対し、AI復旧支援システムを導入しました。
公式プレスリリースによると、過去の輸送障害データを活用し、障害発生状況の時系列を入力すると、AIが類似事例を抽出し、原因や復旧方法を提案する仕組みです。
シミュレーションでは、約2時間の事象を1時間程度まで短縮できる見込みとされており、約50%程度の復旧時間削減見込みが示されています。
7. 東日本旅客鉄道株式会社|全社員向け生成AIツールの展開
東日本旅客鉄道株式会社では、別の取り組みとして、全社員向けの生成AI利用環境も整備しています。
公式企業サイトでは、全社員が生成AIツールを利用できる環境を整えたほか、JR東日本独自の業務内容に回答できる文書検索アシスタントを導入し、企画、現場業務支援、教育コンテンツ整備などに活用していることが確認できます。
定量成果は公開されていませんが、全社的な利活用を進めている点は、社内定着を重視する企業に参考になります。
8. 日立グローバルライフソリューションズ株式会社|カスタマーサポートとアフターサービスのDX
日立グローバルライフソリューションズ株式会社では、カスタマーサポートとアフターサービス業務の効率化にAIを活用しています。
公式導入事例では、Salesforce基盤のCRMシステムにAIエージェントやチャットボットを組み込み、問い合わせ対応の自動化・省力化や外部システム連携を進めたことが確認できます。
成果として、問い合わせ対応の自動化・省力化、訪問修理までのリードタイム短縮、修理作業品質の向上が挙げられていますが、定量数値は公開されていません。
9. 武田薬品工業株式会社|AI需要予測で生産計画を最適化
武田薬品工業株式会社は、日本国内の医薬品サプライチェーン強化を目的に、AI需要予測モデルを導入しました。
公式ニュースリリースでは、従来の履歴データと専門家知見中心の予測に加え、AIベースの需要予測を導入し、成熟製品から適用を開始したことが公表されています。
供給信頼性の向上、期限切れ在庫廃棄の削減、キャッシュフロー改善が期待されているとされていますが、数値成果は公開されていません。
10. 株式会社横浜銀行|生成AIとBIでM&A選定業務を削減
株式会社横浜銀行は、生産性向上を目的に、AIとデータ活用の高度化を進めています。
公式事例では、IT部門主導で生成AIやBIを活用し、M&A選定業務などに適用したことが紹介されています。
成果として、M&A選定業務を60%以上削減し、別業務ではLTV算出業務を82.5%削減したことが確認できます。
11. 川崎重工業株式会社|設計業務の暗黙知を生成AIで形式知化
川崎重工業株式会社は、設計業務における暗黙知の属人化を課題として、生成AI活用に取り組んでいます。
公式事例では、熟練者から知見を引き出すインタビューエージェントと、若手からの質問に回答するチューターエージェントを組み合わせ、知見を整理・蓄積する仕組みを構築したことが確認できます。
レビュー回数の大幅削減、若手の生産性向上、熟練者のフォロー負荷軽減が見込まれる点が評価され、GENIAC-PRIZEでユーザー変革賞を受賞しています。
12. デジタル庁|政府職員向け生成AI利用環境「源内」を内製開発
デジタル庁は、行政職員が安全に生成AIを活用できるかを検証するため、生成AI利用環境を整備しました。
公式発表では、複数のLLMを選択できるチャットインターフェース型ウェブアプリケーション環境を、一部中央省庁や一部自治体で検証したこと、さらにデジタル庁全職員向けに「源内」を内製開発したことが確認できます。
定量成果は公開されていませんが、政府情報システムでの生成AI利活用に向けた具体的知見を獲得したとされています。
こうして見ると、AI活用は「業界」よりも「業務課題」によって導入形態が変わることがわかります。
同じ生成AIでも、文書作成支援、検索支援、問い合わせ対応、知識継承では必要な設計が異なるため、自社ではどの業務から始めるかを明確にすることが重要です。
AI導入のメリット・デメリット
AI導入のメリットは、単純な自動化にとどまりません。
実際の事例でも、工数削減、判断の高速化、提案品質の向上、知識共有の促進など、複数の効果が確認できます。
- 業務効率化:文書作成、校正、調査、文字起こしなどの反復業務を短縮しやすい
- 判断支援:復旧支援や選定業務のように、過去データをもとに意思決定を補助できる
- 知識活用の高度化:社内文書や熟練者ノウハウを検索・再利用しやすくなる
- 顧客体験の向上:問い合わせ対応、提案生成、アフターサービス改善につながる
- 新サービス創出:画像生成AIやAIエージェントのように、新しい提供価値を作りやすい
一方で、導入には注意すべきデメリットや難しさもあります。
- 目的が曖昧だと成果が出にくい:何を改善したいのか不明確だとPoC止まりになりやすい
- データ整備に工数がかかる:社内文書、履歴データ、FAQなどが散在していると準備負荷が大きい
- 精度や回答品質の管理が必要:生成AIでは誤回答や不適切出力への対策が欠かせない
- 運用ルール整備が必要:アクセス権、持ち込みデータ、ログ管理などの設計が必要になる
- 社内定着に時間がかかる:使い方が難しいと、導入しても利用が進まないことがあります
そのため、AI導入は「技術を入れること」ではなく、業務設計・データ整備・運用体制づくりまで含めた取り組みとして考える必要があります。
AI導入を進める前の選び方
AI活用を始める前は、どのツールや会社を選ぶかより先に、対象業務の整理が欠かせません。
とくに、事例を見て「自社でも使えそう」と感じた段階で、次の観点を整理しておくと判断しやすくなります。
- 対象業務が明確か:問い合わせ対応、需要予測、文書作成、検索支援など、使い道を具体化する
- 成果指標を置けるか:工数削減、処理件数、CVR、応答時間など評価軸を決める
- 必要なデータがあるか:FAQ、過去実績、社内文書、音声、画像など活用基盤を確認する
- PoCで確かめるべき範囲はどこか:いきなり全社導入せず、限定業務で効果検証する
- 本番導入後の運用体制を持てるか:更新、改善、利用ルール、教育まで想定する
また、外部の支援会社を比較する際は、AIコンサル中心なのか、PoCや実装まで担えるのか、あるいは運用定着支援まで含むのかを見ておきましょう。
事例の豊富さだけでなく、自社と近い業務課題への対応経験があるかを確認することが、発注ミスを防ぐうえで重要です。
AI導入・開発の費用相場
AI導入にかかる費用は、SaaSを利用するのか、PoCから個別開発するのか、既存システムとどこまで連携するのかによって大きく変わります。
ここでは、確認できた調査データをもとに、代表的な工程・用途ごとの相場を整理します。
| 支援内容 | 費用相場 | 条件・補足 |
|---|---|---|
| 企画・要件定義/構想/コンサル | 40万円〜300万円 | 構想・要件定義・コンサルを含む代表帯です。 |
| PoC | 50万円〜500万円 | 概念実証・AI化可能性検証・検証用プロトタイプを含みます。 |
| AIモデル開発/実装 | 80万円〜250万円×人月 | 実装・モデル開発の人月単価で、別途システム連携費が発生する場合があります。 |
| 需要予測 | 300万円〜600万円 | 汎用性の高い代表用途として複数ソースで近い帯が確認されています。 |
| 画像認識/外観検査 | 1,000万円〜2,000万円 | 製造業の本格導入を想定した代表帯で、ハードウェアやライン連携で変動します。 |
| 音声認識 | 100万円〜1,000万円以上 | 専門用語対応、多言語対応、高精度要件で上振れしやすい領域です。 |
費用を左右しやすいのは、導入方法、プロジェクト規模、データ整備の負荷、既存システム連携、精度要件、利用量、運用保守の範囲です。
とくに生成AIや検索連携型の仕組みでは、モデル利用料よりも、ナレッジ整備や業務設計、権限管理の方が見積もり差につながることがあります。
見積もりを取るときは、要件定義とPoCが分かれているか、データ整備費が含まれるか、PoC後の本番開発費が別途か、運用保守の範囲が明確かを確認しておくと比較しやすくなります。
【早見表】AI活用支援会社10社を比較
ここでは、AI活用の検討や実装を支援できる10社を、公式情報で比較しやすい軸に絞って整理します。
費用は公開状況に差が大きいため、比較表では支援タイプや対応範囲、事例の豊富さを中心に見ていきます。
| 会社名 | 提供タイプ | 特徴・得意領域 | 対応用途 | 支援スタイル | とくに向いている企業 |
|---|---|---|---|---|---|
| 株式会社EQUES | AI開発・PoC・プロダクト提供 | PoCサービス、製薬向けAI、内製化支援 | 業務文書作成、品質保証、スライド生成、AIエージェント | 企画・要件定義・PoC・開発・運用まで一気通貫 | PoCから本開発まで進めたい企業、製薬・製造業 |
| JAPAN AI株式会社 | 法人向け生成AIプラットフォーム提供型 | AIエージェント、AIチャット、AI議事録、伴走支援 | 営業、マーケティング、人事、議事録作成、問い合わせ対応 | プラットフォーム提供と企業課題に応じた伴走支援 | 全社的に生成AIを活用したい企業 |
| 日本電気株式会社 | DX・SI・生成AI活用支援型 | 生成AI導入支援、AI活用事例、独自生成AI技術 | 医療文書作成、業務自動化、調達・意思決定支援、社内業務改革 | 業務適用・リスク対応・定着化を含む支援 | 大規模導入や実証実験を含めて進めたい企業 |
| 富士通株式会社 | エンタープライズAI・SI型 | 企業向けAI、PoC支援、業務特化型AI、モダナイゼーション | 医療、行政、金融、製造、サプライチェーン、システム開発 | ユースケース開発とPoC実施を含む支援 | 大企業で業務特化型AIを検討する企業 |
| 株式会社セールスフォース・ジャパン | CRM基盤一体型AIプロダクト提供 | Agentforce、Sales AI、業界別AI活用 | 営業、カスタマーサービス、マーケティング、AIアプリ開発 | プロダクト導入・活用を中心とした提供 | CRM/顧客接点業務でAI活用を進めたい企業 |
| ソフトバンク株式会社 | 法人向けAIサービス・定着化支援型 | 生成AI導入、定着化支援、AI人材育成 | 業務効率化、営業支援、生成AI活用、データ整備 | 導入から活用・定着化まで支援 | 導入後の定着や人材育成まで重視する企業 |
| 株式会社Laboro.AI | オーダーメイドAI開発型 | カスタムAI、戦略策定、PoC、幅広いAI技術領域 | 最適化、生成AI、AIシミュレーション、画像・自然言語・音声活用 | 戦略・ロードマップ策定からPoC・開発まで支援 | 自社課題に合わせて個別開発したい企業 |
| 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 業務DX・AIソリューション提供型 | AI-OCR、AIエージェント、RAG、構想策定から定着支援 | データ入力、議事録作成、顧客対応、保守業務効率化 | 構想策定から導入・定着まで支援 | オフィス業務の効率化を進めたい企業 |
| NTTドコモビジネス株式会社 | 法人向けAIサービス・SI型 | 生成AI、AIエージェント、AI電話サービス | コンタクトセンター、営業、バックオフィス、ヘルプデスク、翻訳 | 提案から構築、導入から定着までサポート | 顧客対応や社内問い合わせ業務を効率化したい企業 |
| 東日本電信電話株式会社 | 伴走型生成AI導入支援・地域DX型 | 生成AI導入支援、自治体向けソリューション、AI-IVR、AI-OCR | 自治体業務効率化、問い合わせ自動化、電話業務効率化、RAG活用 | 導入・活用支援や共同実証を含む伴走型支援 | 自治体・地域DXや実証を伴って進めたい組織 |
PoCから開発まで強い会社もあれば、既存プロダクトを軸に定着支援へ強みを持つ会社もあります。
次の個別紹介では、各社の特徴をもう少し具体的に見ていきましょう。
AI活用事例でおすすめの会社10選
1. 株式会社EQUES|PoCから実装・内製化支援まで一気通貫
株式会社EQUESは、AIソリューション、統計分析、コンサルティングを提供している企業です。
公式情報では、PoCサービス「ココロミ」をはじめ、企画・要件定義・PoC・システム開発・運用までの伴走支援が確認できます。
強みは、単なる助言にとどまらず、実証から本番実装までつなげやすい点です。
製薬向けAIプロダクト「QAI Generator」や、生成AIの業務活用・内製化支援を行う「AI×DX寺子屋 learning」も公式に案内されています。
活用領域としては、製薬、医療、製造、食品、電力、品質保証、業務文書作成、スライド生成AIなどが確認できます。
東北電力の部門専用スライド生成AIの導入事例も公式に公開されており、業務に合わせた個別設計のイメージを持ちやすい会社です。
料金も一部公開されており、「AI×DX寺子屋(プランA)」は月額20万円〜、「ココロミ(PoC受託)」は月額250万円〜と確認できます。
ただし、案件ごとの支援範囲や契約条件は詳細確認が必要です。
こんな企業におすすめ:PoCから本番実装、さらに社内活用の定着や内製化支援までまとめて相談したい企業。
2. JAPAN AI株式会社|法人向け生成AIプラットフォームを軸に伴走
JAPAN AI株式会社は、法人向け生成AIプラットフォームを提供するAI専業企業です。
公式サイトでは、JAPAN AI CHAT、JAPAN AI AGENT、AI議事録、AI開発基盤などの提供が確認できます。
特徴は、営業、マーケティング、人事、ナレッジ管理、問い合わせ対応など、日常業務に近い領域で使いやすいサービスをそろえていることです。
採用ページでも、企業課題に特化したAIソリューション提供と伴走支援が案内されています。
公式の導入事例ページがあり、全社でのAI活用を目指す事例や、伴走型支援に関する事例が確認できます。
公開情報だけでは個別コンサルティングの詳細範囲までは断定できませんが、企業向けの活用支援を前提にしたサービス構成といえるでしょう。
料金は、個人向け「One」、少人数向け「Team」、全社導入向け「Enterprise」などの区分が確認できますが、具体金額は公式サイトでは公開されておらず、詳細は問い合わせが必要です。
こんな企業におすすめ:生成AIチャットやAIエージェントを業務へ組み込み、全社活用を見据えて段階的に導入したい企業。
3. 日本電気株式会社|生成AI導入支援と豊富なAI活用事例
日本電気株式会社は、AI活用事例の専用ページを持ち、生成AIコンサルティングや導入支援も公式に案内している大手企業です。
業務適用、リスク対応、定着化まで含む支援方針が確認でき、AI技術と導入支援の両面を持っています。
とくに、NEC開発の生成AI技術や「cotomi」などの情報が公開されており、エンタープライズ利用を前提とした技術的な裏付けがある点は比較材料になります。
社内活用事例や実証実験も公開されているため、活用イメージを広げやすい会社です。
医療文書自動作成の実証実験、AIによる業務自動化、JTBとのAIと人の協働に関する探索事例など、複数の活用事例が確認できます。
ただし、継続的な運用支援や保守の具体範囲は公開情報だけでは判断しきれないため、その点は確認しておきたいところです。
料金は公式情報では具体額が確認できず、個別見積もりと考えるのが自然です。
こんな企業におすすめ:大規模な業務変革や生成AI導入を、技術面と業務適用の両面から支援してほしい企業。
4. 富士通株式会社|エンタープライズAIとPoC実現性支援に強み
富士通株式会社は、エンタープライズ向けAIやAI技術を公式に打ち出しており、企業向けAI活用支援の根拠が確認できる会社です。
生成AI活用支援プログラムでは、ユースケース開発やPoC実施に向けた実現性支援が明記されています。
特徴は、AI単体の導入だけでなく、モダナイゼーションやシステム基盤再構築とあわせてAI活用を進めやすいことです。
業務特化型AI、AIエージェント、システム開発向けAI技術など、関連領域も広く確認できます。
社会医療法人玄州会の事例や、Acer Medical社の骨格認識AI活用事例など、お客様事例ページから確認できる実績があります。
一方で、運用支援の具体範囲や案件ごとの契約形態、料金は公式情報では公開されていません。
こんな企業におすすめ:PoCだけで終わらせず、既存システムや業務基盤の見直しも含めてAI活用を進めたい企業。
5. 株式会社セールスフォース・ジャパン|CRMとAIエージェントを組み合わせた業務変革
株式会社セールスフォース・ジャパンは、AI専用ページ、Agentforce、Sales AIなどを公式に展開している企業です。
営業、カスタマーサービス、マーケティングなど、CRMと密接な業務でのAI活用に強みがあります。
公式サイトでは、Agentforceの導入事例や、業界別AI活用事例、開発者向けAIページが公開されています。
そのため、既存の顧客接点業務にAIエージェントを組み込みたい場合、比較対象にしやすい会社です。
実際に、AI活用事例ページや製造業向けAI事例、カスタマーサービス向けAI情報などが充実しています。
ただし、AIコンサルティングを個別にどこまで受託できるか、戦略策定や内製化支援をどこまで含むかは、公式情報だけでは要確認です。
料金は価格ページが存在しますが、案件ごとの費用や導入支援費用の詳細は問い合わせベースです。
こんな企業におすすめ:営業・顧客対応・サービス部門を中心に、CRM基盤と連動したAI活用を進めたい企業。
6. ソフトバンク株式会社|生成AIの導入から定着化まで支援
ソフトバンク株式会社は、法人向けAIサービス一覧、生成AI活用事例、AI導入事例カテゴリを公式に公開しています。
生成AIの社内導入から活用、さらに定着化まで支援する導線が整備されている点が特徴です。
とくに「生成AI定着化支援サービス」が公式に案内されており、導入後の使われ方まで見据えた支援に強みがあります。
AI人材育成や活用促進の観点を重視したい企業には比較しやすい候補です。
営業部門で生成AIを活用した自社事例なども公開されており、実務活用の具体イメージを持ちやすいでしょう。
一方で、サービスごとの提供範囲や個別案件の料金は、公開情報だけでは詳細不明な部分があります。
公式本文では月額固定料金や従量課金といった料金体系が確認できますが、AI支援サービスの具体料金は公開されていません。
なお、採用ページに賃金情報はありますが、これは法人向けサービス価格ではないため、導入費用の比較材料としては扱わない方がよいでしょう。
こんな企業におすすめ:生成AIの試験導入だけでなく、社内教育や利用定着まで支援してほしい企業。
7. 株式会社Laboro.AI|オーダーメイド型AIと戦略策定支援
株式会社Laboro.AIは、オーダーメイド型AIソリューション「カスタムAI」を提供する企業です。
公式サイトでは、AI活用アドバイザリー、ビジョン・戦略・ロードマップ策定支援、PoCからの着手、AI開発までが確認できます。
強みは、パッケージ適用ではなく、課題に応じた個別設計のAIを検討しやすいことです。
画像、自然言語、音声、強化学習など、対応するAI技術領域も幅広く公開されています。
AIプロジェクト事例ページに加え、業界別のAI活用事例コラムも複数掲載されています。
製造、建設、インフラ、人材、小売、金融、ヘルスケアなど、幅広い業界をカバーしているため、自社課題との近さを確認しやすい会社です。
料金は公式公開されておらず、運用保守や内製化支援、セキュリティ・ガバナンスの詳細範囲も問い合わせが必要です。
こんな企業におすすめ:自社固有の業務に合わせたカスタムAIを、戦略整理からPoC、開発まで依頼したい企業。
8. 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社|構想策定から導入・定着まで支援
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社は、AIソリューションの専用ページを持ち、生成AI活用ソリューションやAI-OCR、AIエージェント関連情報を公開しています。
公式ページでは、構想策定から導入・定着まで支援すると明記されており、外部企業向け支援の根拠があります。
AI PoC、RAG、AIエージェント、保守業務効率化など、AI活用のテーマに直結する公式コンテンツが多い点も特徴です。
オフィス業務効率化や文書処理といった実務寄りの用途で比較しやすい会社といえます。
お客様導入事例ページや、非定型帳票のデータ入力業務効率化に関するニュースも確認できます。
ただし、料金や契約形態、セキュリティガバナンス支援の専用サービス範囲は公開情報だけでは断定できません。
こんな企業におすすめ:文書業務や入力業務、社内検索など、オフィスDXとあわせてAI活用を進めたい企業。
9. NTTドコモビジネス株式会社|提案から構築、定着までトータルサポート
NTTドコモビジネス株式会社は、AI専用ページ、生成AIサービス、AI電話サービス、AIエージェント関連ページを公式に公開しています。
生成AIについては、提案から構築までのトータルサポート、さらに導入から定着までのサポートが公式に案内されています。
コンタクトセンター、営業、バックオフィス、IT部門、自治体、製造など、対象業務や業界が広い点も魅力です。
AI電話サービスや業務実装寄りのサービスがあるため、現場業務へ組み込みたい企業に向いています。
公式サイトでは、業務別の生成AI活用事例7選、業界別の生成AI活用事例13選などの情報も確認できます。
料金は具体額が公開されておらず、個社別ソリューションとして問い合わせベースでの案内が中心です。
こんな企業におすすめ:生成AIの活用構想から現場定着まで、通信・業務基盤とあわせて一体的に相談したい企業。
10. 東日本電信電話株式会社|伴走型の生成AI導入支援と自治体事例
東日本電信電話株式会社は、生成AIの導入・活用支援、伴走支援、コンサルティング提供を公式に案内しています。
自治体向けの生成AIソリューションやPoC事例、AI-IVR、AI-OCRなどの関連サービスも確認できます。
特徴は、自社利用で培ったノウハウを活かしながら、ユースケース創出や共同実証を含む支援を行っている点です。
自治体向け情報が中心ではあるものの、問い合わせ対応の自動化や業務DXに近いテーマを検討する際の参考になります。
藤沢市との共同実証、横浜市での生成AIとRAG活用事例、NTT東日本グループにおける自社業務へのAI組み込み事例などが確認できます。
また、「ミンクスプラス生成AI」は初期費用110,000円(税込)からと公式情報で確認できますが、月額費用は利用者数に応じた定額制とされ、具体額は公開されていません。
一般企業向けの提供範囲や契約条件は詳細確認が必要です。
こんな企業におすすめ:生成AIの伴走支援や共同実証を通じて、問い合わせ対応や文書活用のDXを段階的に進めたい企業・自治体。
AI活用を成功させるポイント

AI活用を成功させるには、事例を真似するだけでは不十分です。
同じ技術でも、自社の業務フローやデータ状況に合わせて設計しなければ、PoCで止まる可能性があります。
- 目的を先に決める:何時間削減したいのか、どの判断を支援したいのかを明確にする
- 対象業務を絞る:最初から全社展開せず、効果測定しやすい業務から始める
- PoCで評価指標を置く:精度、削減工数、利用率、満足度などを事前に決める
- データとルールを整える:文書整備、権限設計、持ち込みデータ制御、ログ管理が重要
- 社内定着を見据える:教育、FAQ、利用ガイド、推進担当の設置が必要になる
とくに生成AIでは、回答品質のばらつきや誤回答への対処が欠かせません。
そのため、技術導入と同時に、どこまでAIに任せ、どこで人が確認するのかという運用設計も決めておきましょう。
AI導入・外注の流れ
AI活用を外部へ相談する場合は、一般的に次のような流れで進みます。
- 課題・目的を整理する
- 対象業務と利用データを洗い出す
- 候補会社へ問い合わせる
- 要件とPoC範囲をすり合わせる
- 提案・見積もりを比較する
- PoC・検証を実施する
- 本番導入する
- 運用・改善・定着支援を進める
この中でとくに重要なのは、PoCの設計です。
PoCでは「AIが動くか」だけでなく、「業務に乗るか」「現場が使えるか」「本番導入時にどの追加費用が発生するか」まで確認しておく必要があります。
また、見積もり比較では、要件定義、PoC、開発、システム連携、運用保守、教育支援がどこまで含まれるかを分けて確認すると、後から想定外の費用が出にくくなります。
たとえば、社内文書検索AIなら、文書整備 → 検索精度検証 → 権限設定 → 現場テスト → 本番展開、という流れで見ると検討しやすくなります。
よくある質問
Q.1 AIとは何ですか?
AIは、人間が行ってきた認識、予測、分類、文章生成、判断支援などの一部をコンピュータで実現する技術の総称です。実務では、画像認識、音声認識、自然言語処理、需要予測、検索支援、生成AIなどの形で利用されることが多く、用途によって必要なデータや仕組みは異なります。
Q.2 AIでできることは何ですか?
代表例として、文章の要約や作成、問い合わせ対応、会議や取材音声の文字起こし、需要予測、社内文書検索、デザイン案生成、異常検知などが挙げられます。実際には「AIで何ができるか」よりも、「自社のどの業務に適用すると効果が出るか」で考える方が導入判断しやすくなります。
Q.3 生成AIと従来のAIはどう違いますか?
生成AIは、文章、画像、要約、提案文など新しいコンテンツを生成することに強みがあります。一方で、従来のAIは、分類、予測、認識、最適化など特定タスクに特化した使われ方が多く見られます。ただし実務では両者を明確に切り分けるより、検索、予測、生成を組み合わせて使うケースも増えています。
Q.4 AI導入は何から始めるべきですか?
まずは対象業務と課題を絞ることから始めましょう。たとえば、問い合わせ対応の工数が大きいのか、社内文書検索が非効率なのか、需要予測の精度に課題があるのかで、選ぶ技術や支援会社は変わります。そのうえで、小さなPoCを設計し、効果指標を置いて検証する進め方が現実的です。
Q.5 PoCとは何ですか?
PoCは概念実証のことで、AIが実際の業務で有効かどうかを本番導入前に検証する工程です。精度、使い勝手、現場適合性、費用対効果などを確認する目的があり、いきなり大規模導入するよりも失敗リスクを抑えやすくなります。
Q.6 AI導入時の主なリスクは何ですか?
目的が曖昧なまま進めてしまうこと、データ整備不足、誤回答や精度不足、セキュリティや権限管理の未整備、社内定着不足などが代表的です。とくに生成AIでは、出力内容の確認フローや利用ルールを整えずに広げると、活用が進みにくくなる場合があります。
自社に合ったAI活用の進め方を選ぼう
AI活用を進めるうえで大切なのは、話題の技術を追うことよりも、自社のどの業務課題を、どのレベルまで改善したいかを明確にすることです。
同じ生成AIでも、文書作成支援、社内検索、問い合わせ対応、需要予測では、必要なデータも運用方法も変わります。
また、支援会社によって強みは異なります。
PoCと個別開発に強い会社もあれば、プロダクト導入と定着支援に強い会社、大規模システムとの連携まで見据えた会社もあります。
比較するときは、対象業務との相性、PoCから本番導入までの支援範囲、既存システムとの連携可否、運用・定着支援の有無を重点的に確認しておきましょう。
事例の多さだけでなく、自社と近い課題を扱っているかを見ることも重要です。
次の一歩としては、まず社内で課題候補を整理し、AIで改善したい業務を1つか2つに絞るのがおすすめです。
そのうえで、複数社へ相談し、PoCの進め方や見積もりの内訳を比較していくと、判断しやすくなります。
費用、実績、得意分野、支援範囲、サポート体制を見比べることで、自社に合った発注先や導入方法を見つけやすくなるでしょう。
エラビサキでは、AI開発会社やAI活用支援会社の対応領域・提供形態・実績・料金などを整理し、自社の条件から発注先候補を比較できるデータベースを構築していきます。